プロダクトマネジメントのワークショップでは、必ずと言っていいほど受ける質問があります。

どのようにして利害関係者に説得したり、教えたり、教育したりすれば良いのでしょうか?

このクラスでは、構築前に検証し、問題に焦点を当て、定義されたメトリクスを採用しています。その価値を生徒は理解していますが、職場へ戻って非難されることを恐れています。多くの場合、そうなります。残念ながら、プロダクトマネージャーとして出来ることはあまりありません。プロダクトマネージャーとしての仕事は、会社全体にこのような働き方を教え、訓練することではありません。プロダクトマネージャーの仕事は、顧客やビジネスに価値のあるプロダクトを作ることです。

私が利害関係者にアプローチする方法は、お客様にアプローチする方法と同じで、「共感」が鍵です。利害関係者は、あなたの人生を悲惨にするためにこの会社にいるわけではなく、仕事をするためにいるのです。なので、利害関係者に質問し、彼らを知ることから始めましょう。利害関係者はどのように成功を評価しますか?通常、利害関係者は具体的なゴールを持っています。そのゴールが何かをあなたは知る必要があります。あなたの利害関係者の問題は何ですか?その問題を解決するにはどうしたらいいでしょうか?

利害関係者に共感するようになると、彼らの要求は仮定に関連していることに気づきます。これらの仮定は、利害関係者が自分の問題解決に役立つと考えていることに基づいています。利害関係者のプロダクトマネージャーになってみましょう。この仕事のやり方が、利害関係者のゴール達成にいかに役立つかを説明するのです。これまで気難しい利害関係者であっても、この方法でうまくいきました。

さて、もしあなたの利害関係者が、この考え方をまだ理解してくれず、賛同してくれない場合は、アプローチを変える必要があります。もし、あなたがミーティングで要件定義をを利害関係者に求めているのであれば、今すぐやめましょう。利害関係者とのミーティングと運営方法は、あなたの関係性を決定します。ミーティングのすべての目的が要件(機能要求)の収集と締切の連絡だけなら、利害関係者はミーティングを要求を出すだけ出して、進捗の報告を受ける場所としか見ていないでしょう。

このような会議を逆手に取ってください。利害関係者がビジネスで解決しようとしている問題を知るために会議を利用しましょう。現状報告では、リリース予定日ではなく、現在学んでいることや目指している目標を伝えます。会話を変えることで、あなたのチームは利害関係者や顧客が求めるものだけを作るのではなく、最適なソリューションを考えられます。

覚えておいてほしいのは、あなたの仕事は教えたり教育したりすることではありません。なぜそのようなことをするのかを明確に説明する必要がありますが、その説明だけで十分なのです。一線を引き始めましょう。上司と協力してアプローチや戦術を考え、上からのサポートを受けるようにしましょう。

これだけやってもうまくいかないこともあります?申し訳ないことですが、それはよくあることです。正直なところ、利害関係者、マネージャー、チームリーダーが変わりたいと思うまで、彼らは変わりません。しかし、そのような人たちにも、自分と同じカンファレンスやワークショップに参加してもらうことは可能です。そうすれば、共通の状況を築くことができます。私のワークショップに参加した人の多くが、「上司がこの場にいてくれたらいいのに 」と言って帰っていきます。もしあなたがマネージャーなら、その言葉を心に留めておきたいです。自分を教育し、向上させるために時間を費やすことに、忙しすぎることはありません。しかし、どれもうまくいかない場合は、厳しい決断をしなければなりません。

この記事を書く前の夜、James Royal-Lawsonと話していて、今まで聞いた中で最も良い表現をしていました。上司や関係者をどうやって説得するかという質問に、彼はこう答えます。

あなたは自分のキャリアで何をしたいのですか?トレーニングや組織変革の管理の分野に進みたいのですか?それとも、自分の仕事で最高のものを作りたいですか?もし、組織変革の管理をやりたくないのであれば、自分が最も良い状態になれる仕事を見つけてください。組織変革の管理をやりたいのであれば、一緒に話をしましょう。

もしあなたが会社を変えたいのであれば、組織変革の管理に自分のすべての時間を費やすことになるでしょう。組織変革の管理が私の毎日の仕事です。そのための準備をしなければなりません。長くて大変な役割ですからね。最高のプロダクトマネージャーになりたいのであれば、上記のいくつかの方法っっっを試してみるか、自分を成長させてくれる場所を探すといいでしょう。

引用元

How to Educate Stakeholders